2003.7.28 『Case of HIMURO』15th Anniversary Special LIVE
@2003.7.20
オープニング・ナンバーは煌めきなイントロが美しい「VIRGIN BEAT」。
気になるステージ衣装はクロムハーツのリチャード氏が手掛けたもの。ブラックのレザー・ジャケットを素肌に背負ったシンプルなスタイル。それにしてもその引き締まったルックス、変わらないクールな佇まい。ああ、ヒムロックが目の前にいる!それは会場に魂の解放に近い一体感が生まれる瞬間だった。
 MCの第一声は“今夜は特別な夜だぜ! 思いきり騒ごうぜ!!!”。その瞬間、会場のヴォルテージは早くも最高潮に達した(掴みはOK! )。そして続いて歌われる数々の名曲達、と思いきや突然3曲目には「TO THE HIGHWAY」が登場。イントロのシャウトがあの頃と同じ声だよ! いやー、参った。BOØYのGIGをリアルタイムで見ることが出来なかった筆者(27歳)にとってまさに夢の瞬間。そして「LOVE&GAME」、「MEMORIES OF BLUE」など3月に発売された15th Anniversary Album『Case of HIMURO』収録曲を続々披露。さらに“むちゃくちゃ懐かしい曲です”とのMCに続いて「JULIET」が登場。こりゃたまらんわとうっとりしてる最中、“ついこの間、LAでマスタリングが終了して。やる予定じゃなかったけどやっていいかな? ”と前フリの後、8月に発売されるアルバムのタイトル曲「Follow the wind」を披露。これがまた「LOVER'S DAY」を彷佛とさせるポップでせつない極上のメロウ・ナンバー。続いてヒップホップ的な韻のこだわりが印象深いハードコアな新曲「LOVE SHAKER」、ハイ・スピードなシャッフル・ビートが感情をアップ・リフトさせてくれるヒムロックらしいアッパー・チューン「Claudia」と新曲を続けざまに聴かせてくれました!いやー、ヒムロックつくづく歌うまいわ。わかりきってたことだけど、久しぶりに生で対峙する彼の美声。この数年間、筆者が出会ってきたどんなヴォーカリストととも比べ物にならない程にスキルフルだ。まるで超高級の美酒に酔うような恍惚感。

 まさに至福のひとときである。

 そしてこの日は、これまでのツアーでは“難しい曲をはじいてたけど選んだ(笑)”という珠玉の名曲「炎の化石」(PVも最高! )、しっとりと泣かせる至極のバラード「ALISON」(確かに歌うのめちゃ難しい)を披露。さらにラストに向けて「SQUALL」、「NATIVE STRANGER」、
「WILD AT NIGHT」とアッパーチューンが続いて〈最後に15年間ずっと俺のデビュー曲だった曲を送ります〉の一言で「ANGEL2003」を歌い上げる。歌詞のラスト・フレーズの“今 すべてを変えるのサ”という言葉が
強く胸に刺さった。そしてアンコールはファン狂喜の「CLOUDY HEART」、「魂を抱いてくれ」を熱唱。鳴りやまない拍手とコールの中、
20時49分には2度目のアンコールを迎える。ファンへの感謝の気持ちを素直に伝える最中、思わず感極まったのか、“とにかくもう、ごちゃごちゃ考えないで行くわ! ”とラスト・スパート開始。「KISS ME」、「JEALOUSY」、「SUMMER GAME」と、これでもかと会場を扇状しまくる。通常のステージの2本分の曲数と時間を誇る濃密なファン・タイム。楽しい時間は本当に時がたつのが早い。ほんま、早かった……。でも内容の密度の濃さもハンパでない分、満足度もえらい高い4時間だった。というわけで既に心は『HIGHER THAN HEAVEN』!

秋から始まるツアーがめっちゃ楽しみだっ!!!
 (福島"ふくりゅう"龍太郎/BARFOUT!編集部)